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2021 MMIRAアジア地域会議/第7回JSMMR年次大会

2021 MMIRA Asia Regional / 7th JSMMR Annual Conference

2021年10月31日 (日) 8:00-9:30 JST

アジアオープンフォーラム:
混合研究法の知識とスキル-海外で得たものは何だったのか-

モデレータ:
マイク D. フェターズ (ミシガン大学)
田島千裕 (学習院女子大学)

ディスカッサント:
スイ・ホウ(セントラル・フロリダ大学)
チュウ・ホンリン(北京大学)
ワンサック・リー(祥明大学校)
ジェレマイア・オピニアノ(サント・トマス大学)
 第1部(プレゼンテーション)では、各登壇者が10 分程度で、アジア圏の自国を離れ、海外留学者・在外研究者、あるいは教員として得た混合研究法に関する知識やスキルについて発表する。
 第2部(ディスカッション)では、海外での経験がアジア圏の自国での混合研究法活動に与えた影響などについて語って頂く予定である。
モデレータ:


マイク D. フェターズ (ミシガン大学)

マイク D. フェターズ氏(MD、MPH、MA)は、ミシガン大学の家庭医療学教授であり、混合研究法プログラムのディレクターである。オハイオ州立大学で医学博士(MD)、ノースカロライナ大学チャペルヒル校で公衆衛生学修士(MPH)、ミシガン州立大学で修士号(MA)をそれぞれ取得している。フェターズ博士の主な研究テーマは、医療上の意思決定における文化の影響、がん患者とのコミュニケーション、医療サービス研究。質的研究と混合法研究においては、特に混合研究法における統合と応用を探究する。また、Journal of Mixed Methods Research(JMMR)の共同編集長。著書に『Mixed Methods Research Workbook』(Sage, 2020)がある。抱井尚子氏との共編著抱井尚子氏との共著『トレジャーハントで学ぶ混合研究法-混 合型研究論文の執筆と査読のポイント-』(遠見書房、2021 年 4 月)が発売中。
田島 千裕 (学習院女子大学)

田島千裕氏は、学習院女子大学国際文化交流学部准教授。2020 年から2021 年の一年間のサバティカル期間、米国ミシガン大学混合研究法プログラムにシニア客員研究員として所属した。研究分野は、異文化/第二言語コミュニケーション、留学プログラムの評価研究、および混合研究法。MMIRA とJSMMR の両学会で理事を務める。混合研究法におけるデザイン類型を深く掘り下げた章が2022 年に出版予定である。
Fetters, M.D., & Tajima, C. (2022). Mixed Methods Research Designs. In N. Ivankova (Ed.), International Encyclopedia of Education (4th ed., Vol. Qualitative, Multiple and Mixed Methodologies). Elsevier.
経歴は以下を参照されたい。https://researchmap.jp/read0164804

ディスカッサント:


スイ・ホウ (Su-I Hou)
(セントラル・フロリダ大学, アメリカ合衆国)
スイ・ホウ氏は、米国のセントラル・フロリダ大学(UCF)のグローバルヘルス・マネジメントおよび情報学部の教授兼創設ディレクターである。ホウ氏は、UCF の、アジア文化、ヘルスケア、および高齢化社会に関する台湾留学プログラムの創設ディレクターでもある。現在フルブライトスペシャリスト(2019-2024)であり、海外で複数のMMR ワークショップに招聘されている。ホウ氏の研究には、コミュニティと協力して行う研究尺度の開発と検証、心理社会的行動要因の評価、理論に基づく健康プログラムの開発/実装/評価が含まれる。ホウ氏は、110 以上の論文、220 以上の大会発表論文を出版し、世界中で70 以上の招待講演を行っている。

チュウ・ホンリン (Hongling, Chu)
(北京大学第3病院, 中華人民共和国)
チュウ・ホンリン氏は、臨床研究方法論において博士号を持つ。中国の北京にある北京大学第三病院の臨床疫学リサーチセンターに所属する。米国ミシガン大学混合研究法プロジェクトグループに客員研究員として所属した経験も持つ。ホンリン氏は、2020 年にMMIRA中国支部(MMIRA-ChC)の設立を導いた。ホンリン氏は、『A Practical Guide to Using Qualitative Research with Randomized Controlled Trials』と『The Mixed Methods Research Workbook- Activities for Designing, Implementing, and Publishing Projects』の翻訳も主導した。 2018 年から2020 年の間、MMR 大会やセミナーを複数回に渡り開催。専門分野は、実装科学、混合研究法、および臨床試験における質的研究。

ワンサック・リー (Wonsuk Lee)
(祥明大学, 大韓民国)
ワンサック・リー氏は、韓国のソウルにある祥明大学教育学部准教授。米国イリノイ大学アーバン・シャンペーン校で教育心理学で博士号を取得した。専門は、プログラム評価、混合研究法、および学習者評価における代替に関するものである。リー氏の方法論的研究では、質的と量的のデータの統合、および混合研究法における質的調査の役割に焦点をあてている。プログラム評価の分野においては、レスポンシブとデモグラティック、および価値に重きをおいた評価へのアプローチを重視している。

ジェレマイア・オピニアノ (Jeremaiah Opiniano)
(サント・トマス大学, フィリピン)
オピニアノ氏は、フィリピンにあるサント・トマス大学の、コミュニケーションとメディア研究学部および社会科学と教育の研究センター部門の助教授である。オピニアノ氏はオーストラリアのアデレード大学で人文地理学のPh.D.を取得している。現在MMIRA オセアニア支部においてコミュニケーション・広報を担当している。
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